2023/08/01
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😺なかおリーダー!教えてニャン😺
大切なご家族が、認知症になってしまった。
日々、介護で悩んでいる方、お困りになっている方に
介護のベテラン、猫大好き中尾リーダー😺が、ワンポイントアドバイスをするコーナーです。
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前回の続きです。
入居者Aさんを怒らせてしまった小生は、自分の知らないAさんを知る努力をしてみました。
他の職員にAさんのことを聞いたり、自分とは違う接し方をしている職員を観察したり…。
そうこうしている内にある一つのことに気が付いたのです。
小生はマジメすぎた、と。
さて夜勤です。キーコー、キーコーとAさんの車イスが近づいてきます。
「肩が痛くてよ~、あんちゃん!」
「Aさん!いや~昨日のあのスライディングキャッチすごかったですね!さすがAさんですよ!」
「ハッハッハッ!だろ?野球は俺に任せとけってんだよ!」
2人で「ハッハッハッ!」
Aさんが望んでいたことは、肩の痛みに同情することでも、湿布を貼ることでもありませんでした。
分かりやすく言ってしまえば、眠れない夜を気持ちよく楽しく過ごしたかったのです。
もちろん、昨日野球なんてしていませんが、Aさんとノリノリで会話が弾みました。
小生が自分の関わり方を見直せたのは職場の同僚のおかげです。
在宅でお一人で介護されているご家族様の場合は、月並みですが、やはり相談できる方を見つけることだと思います。
ケアマネージャーさんでも、地元の地域包括支援センターの方でも、認知症カフェで知り合った方でも。
一般的な答えよりも、一緒に考えてくれる方がいれば自分の関わりを客観視できて良いのではないでしょうか。