2025/06/23
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みなさん
こんにちは
愛の家グループホーム筥松の吉田でございます
いつも当ホームのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はホーム内で実施しています
職員研修のひとつ
「看取り研修」についてご紹介いたします
講師は、日頃より往診でお世話になっている
がんこクリニックの原先生です
診察に訪問時・・・
入居者様と腕相撲
医者としてというより
一人の人として入居者様、スタッフとも
対話を大切に関わってくださる先生です。
生と死について、特に医療や介護に携わる人々の視点から
実は、生きることと死ぬことはセットで、
この二つがあって初めて命の輝きが出ます。
成長と老化・・・そんな話のあと
今回の研修は、絵本の読み聞かせからはじまりました
「おじいちゃんがおばけになったわけ」
読み聞かせ後にみんなでディスカッションです
スタッフ: 亡くなることをマイナスに捉えるのではなく、
おじいちゃんを思い出すという形で捉えているのが感動的でした。
原先生: そうですね。思い出すということは、
心の中に生き続けるということでもあります。
体は亡くなっても、人の中に生き続けるということです。
生きるということは、死に向かっていくということです。
亡くなることを意識することが
命の輝きを持つことにつながっていくのです。
と原先生からの言葉に・・・
スタッフ:人はいつ亡くなるかわからないので、
今日を大切にすることが大切だと思いました。
原先生:我々の仕事もそうで、ただノルマのようにやるのではなく、
これが最後かもしれないと思ってやることが大切です
スタッフ:さよならを言えないまま別れてしまう可能性もありますが、
思い出があるから悲しいけど悲しくないという感じがしました。
原先生: さよならという言葉を出して言えたらいいですが、
実は言葉じゃなくてもいいのです。
あれがさよならだったんだと後から気づくこともあります。
スタッフ: アナグマさんが皆に心を残したように、
皆もアナグマさんに心が残せるように努力することが必要だと思いました。
原先生: すごい視点ですね。勉強になりました。
スタッフ: アナグマさんが残してくれたものが、
きっとまた次の世代にも伝えていくのだろうと思いました。
原先生: それは多分生命の理念だと思います。
形のないものがどんどん受け継がれていくという素晴らしさですね。
職員一人ひとりが入居者様の最期にどのように寄り添うか
絵本には、命と向き合う温かさや大切さが詰まっており
参加者の多くが深く感銘を受けていました。
看取りケアは簡単なものではありませんが、
私たちは「その人らしい最期」を支えるために、
これからも知識と経験を積み重ねてまいります。
そして・・・何より一日一日その瞬間、瞬間を大切に
笑顔を忘れず、入居者様と関わっていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。