少しだけ前のお話です。

夏も終わったある日、愛の家グループホームにらさきに、それはそれは立派なウリ🥒の大群が押し寄せました。

眼前を覆い尽くすウリに圧倒される入居者様。

しかしそこは百戦錬磨の兵（主婦）です。

気を取り直し、自らの頬を張り奮い立つと鋭い眼光でウリを睨み付け、立ち向かっていきます。

清冽な水を浴びせ掛け、

容赦無くひん剝き、

迷わずにぶった切り、

これでもかと綿をえぐり出し、

原型を留めない程に切り刻み、

一切の躊躇なく塩を振り撒き、

上下に激しく揺さぶります。何とダイナミックな動きでしょうか。

そして止めには、自分の重量の何倍もの重しを乗せられ、押し潰されます。

まさしくオンパレードと呼ぶに相応しい、見事な流れです。

程よく振られた塩は撹拌され満遍無く行き渡ります。

すると、何という事でしょうか。何の変哲もないウリが、立派な漬け物に姿を変えたではありませんか。。

プロの主婦によって漬けられたウリは、時にプロの料理人が作ったそれすらも凌駕します。

写真が無いのが何とも残念ですが、うず高く積み上げられたウリの大群も、あっという間の皆様のお腹の中へと消えていきました。

やはり漬け物は、自家製が一番ですね！