2023/09/28
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今回はポリファーマシーについてご紹介したいと思います。
聞きなじみのない言葉だと思いますが、みなさんは知っていますか?
ポリファーマーシーが原因で転倒骨折につながることがあります。
特に大腿部頸部骨折(だいたいぶけいぶこっせつ)を起こすと入院、
手術が必要になります。
ちなみに…
大腿骨頸部骨折の手術後1年以内の死亡率は約14%
5年生存率は60%と言われています。
高齢になるともっと死亡率が上がります。とても怖いです…。
転倒骨折を起こさないためにも薬の見直しは必要です。当ホームでも
見直しをしながら、状態によって不要な薬剤は取り除くようにしています。
【ポリファーマシーとは】
多くの薬を服用していることで、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなるなど、
多剤服用の中でも害をなすものをポリファーマシーといいます。
ポリファーマシーになる要因などについて説明していきます。
〇作用、副作用について
薬は作用、副作用があります。病状によっては副作用を狙って服用している
場合もあるため、一概に副作用がいけないということではありません。
ですが、副作用は人体にとって良くない影響を及ぼすことが多くあります。
〇多剤服用となる原因
また多剤服用となる原因の一つは加齢です。高齢になってくると体の
至る所に不調をきたすことが多くなります。整形、眼科、内科など
色々な医院やクリニック等の医療機関に通院している方も多いのではないでしょうか?
あちこちの医療機関に通院することで様々な薬が処方されます。医療機関も
違うため、薬の管理ができず結果として薬同士の相性が悪かったり、多剤服用で
副作用を起こしてしまいます。
〇副作用が起こりやすい原因
原因は様々ですが、加齢や病気によって肝臓・腎臓の働きが弱くなってくると
薬の分解や体外排出に時間がかかるようになります。そこに複数の薬が体の中に
入ってくるので、薬が効きすぎてしまったり、副作用が出やすくなってしまうのです。
薬が原因で認知症のような症状になったり、転倒、便秘になったりすることもあります。
私の祖父も風邪薬が原因で認知症のような症状になり、錯乱し暴れてしまったことが
あります。
〇対処法について
複数の医療機関を受診している場合は、お薬手帳にしっかりと処方された
薬の情報を貼るようにしましょう。薬剤師さんが必ず確認をしてくれます。
またいつもと違う薬が処方された時は、お薬情報の紙に目を通し、作用
副作用の確認をしましょう。また薬は勝手に服用を増やしたり、やめたり
しないようにしましょう。お薬の服用後にいつもと違うと感じたらすぐに
医療機関を受診するようにしましょう。
いかがでしたか?骨折は寿命を縮めてしまう恐れのある怖いケガです。
自分に当てはまるかも?と感じた方は一度医療機関や薬剤師さんなどに
相談してみましょう!!
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