2022/11/25
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今回は認知症の「記憶」に絞ってご紹介したいと思います。
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶は直近で経験した記憶のことで、長期記憶は自転車の
乗り方など長期に渡って保持している記憶のことです。
認知症の方は短期記憶が難しくなってきます。コップ(脳の容量)
と水(情報)で例えてご説明していきます。
正常の脳は大きなコップを持っていますので、たくさんの水を
一度に蓄える事ができます。しかし認知症になるとコップの容量が小さくなり、
コップにヒビも入っている状態となってしまいます。その為水を
入れるにはすぐに限界になってしまい、溢れ出てしまうのです。
またコップにもヒビが入っている為、長期記憶も徐々に失われていく
ということです。
身近な人で時間や場所が分からなくなったり、理解力、判断力が低下して
いたり、約束しても約束をしたことを忘れている方がいらっしゃったら
認知症のサインかもしれません。