2023/05/26
NEW
皆さんこんにちは。
突然ですが、毎日お風呂に入っていますか?
習慣化されて毎日お風呂に入っていればいいですが、
年をとると、お風呂に入るのがめんどくさくなり、
風呂掃除もめんどくさくなり
シャワーになり、毎日から隔日になり…。と
お風呂に入るのがめんどくさくなります。
認知症の人はどうなの?
やっぱり考えとしては皆さんと一緒だと思います。
でもそれに+αで理由もあります。
では、本題へ。
お風呂に入らない
原因と対応策>
認知症によって記憶障害の症状が現れると、お風呂に入ったかどうかも分からなくなります。
また、思考力や判断力が低下するため、自分の身体が汚くても、客観的にそのことを理解できなくなります。
お風呂に入る必要性を感じなくなり、拒否するようになります。
★認知症の方が断る理由★
対策としては、お風呂に入る事を強調せず、「薬を塗りたい」「足の爪を切りたい」等の理由をつけて、浴室や脱衣所まで誘導します。
その後、「浴槽にお湯を入れたのでどうですか」と誘ってみましょう。
当施設では、午前中に声掛けをして断られたら、午後にもう一度声を掛けます。案外OKされることが多いです。
あとは、断られる事が多い利用者様には、翌日に以下のような予定が入った時に
「ご家族が面会に来る」「往診が明日あるので」と声を掛けると、断らないケースが多いです。
あとは、散歩をした後や運動をした後に「汗をかいたので、さっぱりしませんか?」「汗をかいたので服を着替えましょう」等の声掛けも成功率が高いです。
やっぱり小綺麗にしたいと思いますもんね。
お風呂は日常生活動作の中で一番カロリー消費をすると言われています。
高齢者にとっては一番体力的に消耗する動作だという事を知っておくと、どのように介助をして負担を少なくしてあげられるかを考えてその人に合った介助方法が見つかると思いますよ。
NGな対応例>
「汚いから入って下さい」など気分を害するような誘い方をする
無理やり服を脱がせたり、お風呂に入らせたりする