2023/07/15
NEW
皆さんこんにちは。
長いこと行動障害についてお伝えしてきました。
少しは理解できたでしょうか。
共通点、あるように思いませんか?
認知症の人は常に不安を抱えながら生活しています。
そのため、日頃の生活の中で出来るだけ不安を取り除くように努めることで、多くの症状は改善されます。
普段の何気ないコミュニケーションから、気をつけて接するようにしましょう。
食事でも入浴でも、何かを始める時には本人にわかりやすい言葉で伝え、忘れることも想定しながら繰り返し伝えます。
また、本人が自分なりに考えて口にしたことは、たとえそれが間違っていても、決して否定することなく受け入れることも大切です。
「でも」「だけど」という言葉にも要注意です。たとえ失敗したり、できると言ってできなかったりした場合も、責めることなく、自尊心を傷つけるような言動には気をつけましょう。
私たち人間は、昔を懐かしむ、思い出す、ということが意識することなく、日常を過ごしています。
感情も意識することなくよみがえってきます。
認知症の人たちもうまく伝えられないだけで、表現できないだけで、感じているものは何も変わりません。
今、目の前にいる認知症の方を見て、接して、今のその人に合った声のかけ方、触れ方、接し方をその方から学ぶという意識でいる方が楽に接することが出来ると思います。
よく家族の方が話される言葉があります。
「以前はもっと出来ていた。こんなにできなくなっているんですか。」
あなたもそう思うこと、あると思います。
認知症の進行は人それぞれです。そして、昔と比べると出来ないことが目についてしまいます。
今でもできていることに目を向けて、褒める方へ自分たちの意識を切り替えましょう。
自分の心も認知症の方にも心を軽くできる意識の変更をしていきましょう。