2023/09/27
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皆さん、こんにちは。
バトルシリーズも今回で4回目。
まだまだ日常生活の中でのバトルは繰り広げられています。
今回は、薬のバトルです。
認知症による認知機能の低下が、服薬拒否を起こす原因のひとつとされています。
「自分には何故、薬が必要なのか?」「そもそも薬とは何なのか?」などと理解が追いつかなくなり、「よくわからないものは飲みたくない!」といった気持ちを引き起こします。
加齢による嚥下機能の低下で、薬に対して飲み込みづらさを感じ、服薬を拒否している場合があります。大きい錠剤が飲み込みづらいのはもちろんのこと、人によっては小さい錠剤や飲み込みやすいであろう顆粒タイプに飲み込みづらさを感じている場合もあります。
副作用が原因で服薬拒否に至っているケースも多く見受けられます。「この薬を飲むと体調が悪くなるから…」という訴えがあるときは、薬による副作用が出ていると疑いましょう。
認知症が進行すると被害妄想の症状が現れる可能性があり、それにより介護をする人に対して不信感を抱くことも。
スタッフ「お薬飲みましょう」
利用者様「飲まない。いらない。」
スタッフ「大事な薬なので、飲みましょう」
利用者様「飲みたくない。いらない」
言い合いをしてもこのままでは飲んでもらえません。
一旦引いて、時間を空けて再度挑戦です。さっき頑なに拒否をしたのにすんなりと内服してくれる場合も多いです。
どうしても拒否される場合は、時間をずらして飲んでもらいます。
時々強く拒否される、そんな場合は時間差が有効です。
毎日拒否される場合は、主治医と相談し、減量したり、中止したり、形状を変更したりして調整してもらいましょう。