Nsの小部屋~記憶バトル~

2023/10/06

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愛の家グループホーム 岐南

皆様、こんにちは。

日常生活の中で、いろんなバトルが繰り広げられる認知症の方との生活。

今回は、記憶バトルとしました。

記憶バトルは、もうね、ほんとうにね、一番お互いが疲れてしまい、

堂々巡りになってしまいやすいものです。

ある一コマです。

 

利用者様(以降利とします。)スタッフ(以降スとします)

利「目薬してないからして。」

ス「さっきしましたよ。」

利「してないよ。本人がしてないって言ってるんだからしなさいよ」

ス「しましたよ。忘れてしまってるだけです。」

やったやらないで堂々巡り・・・。

そこで、チェック表を作成し、目に見える様にしたんです。

これで解決するかと思われましたが。

しかし・・・。

利「目薬して。」

ス「さっきしましたよ。」

利「してないよ。なんでしたっていうのよ。」

ス「表にチェックしてあるでしょう」

利「あんたたちが勝手にチェックしたんだわ。」

と。認知症ですもの。

チェックした事も忘れるという事なんですよね。

医師に相談し、何度でも使用して良い点眼薬を処方してもらいました。

2度は点眼をしたことを伝える、他の会話で興味をそらすという事を行い、それでも催促あれば、点眼することとしました。

この対策で、お互いにストレスが減少し、訴えも少しずつですが、減ってきています。

否定されたり、拒否されたりすると、苛立ちや、信用されていないという感情が強く残り、

余計に暴走させてしまう事になります。

折り合いが付けられるよう、医師などとも協力し、

お互いの心も体も負担が無いように対応していく事で、改善されていくこともあるんですね。

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