そうめんは小麦粉・水・塩・油が原料であり、栄養素の大半は糖質です。
そうめんだけを食べ続けると栄養バランスが偏ります。
また、そうめんは高GI食品に該当します。
高GI食品とは、食後の血糖値の急激な上昇と
その後の急激な下降をもたらす食品のことです。
糖尿病やインスリン抵抗性がある人はとくに注意が必要です。
食物繊維やビタミンなどが多く含まれる食材を組み合わせるなど、
栄養バランスを整えて美味しく食べられるようにしましょう。
カロリーを抑えながらヘルシーにそうめんを食べる方法を4つ紹介します。
そうめんに飽きてしまったときの「味変」にもおすすめです。
薬味をトッピングして栄養素を補う
薬味をトッピングすることで、そうめんだけでは足りない栄養素を補い、美味しく食べられます。
そうめんにおすすめの組み合わせとして、以下のようなものがあります。
- ねぎ
- 生姜
- ミョウガ
- ごま
- 蒸し鶏
とくに、定番の薬味であるミョウガは、
体内のナトリウムの排出をうながし、血圧を下げる作用があるカリウムを多く含んでいます。
また、利尿作用により、セルライトの原因になるむくみを解消してくれるため、
ダイエット中にもおすすめです。
ねぎやごまには、便通を促し、腸内環境を改善してくれる食物繊維が豊富に含まれています。
血糖値の急上昇をおさえる働きもあるため、
高GI食品であるそうめんと一緒に食べるのにぴったりです。
にゅうめんにしてあたたかい状態で食べる
冷たいそうめんを食べすぎると、体が冷えて代謝が下がってしまいます。
代謝が下がると脂肪が燃焼されにくくなるため、
冷たいそうめんではなく、にゅうめんにして食べるのがおすすめです。
にゅうめんは、そうめんをあたたかく煮て食べる奈良県の郷土料理です。
にゅうめんにすることで、体をあたためるだけでなく、早食いを防げます。
胃腸の働きを促し、便秘解消やデトックスに効果的な梅干しをトッピングして食べるのもよいでしょう。
あたたかい味噌汁にそうめんを入れて食べる方法も、代謝の向上が期待できます。
卵を加えてアレンジを楽しむ
完全栄養食品といわれている卵を加えると、
良質なタンパク質や必須脂肪酸、ビタミンなどを補えます。
とくに、そうめん中のタンパク質はあまり多くなく、良質なタンパク質でもありません。
タンパク質が不足すると筋肉量も減少し、代謝が落ちてしまいます。
卵を加えると、タンパク質の量と質ともに優れたメニューになります。
錦糸卵や温泉卵をトッピングすれば、
そうめんのボリュームが増し、満腹感も高まります。
卵のほかには、高タンパク質で低糖質な食材として、鶏のささみをトッピングするのもおすすめです。
ツナや野菜でサラダそうめんを作る
トマトやきゅうりなどの野菜とツナを加えて、サラダそうめんにしても美味しく食べられます。
ツナには、血中の中性脂肪を減らすとされるEPAが含まれています。
EPAは青魚の脂に多く含まれる必須脂肪酸です。
納豆にも必須脂肪酸であるα-リノレン酸が含まれているため、
あわせてぶっかけそうめんにするのもおすすめです。
また、トマトやレタスといった野菜を加えると、
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を補いつつ、見た目も鮮やかでヘルシーな食事を楽しめます。
とくにトマトは、抗酸化作用のあるリコペン(リコピン)が含まれており、
血管の老化予防や血流の改善に役立ちます。
夏はよく食べるそうめん!
色々アレンジしてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆