2022/09/14
NEW
お久しぶりの投稿です。
まだまだ暑いですが、皆様体調はどうでしょうか。コロナもようやく収束方向になってきていますね。
7.8月はコロナに振り回されました。まだまだ油断できませんが、防疫しながら楽しく生活できるようにサポートしていきたいです。
さて、今回は「脳血管性認知症」について、復習がてら、パン君と一緒に聞いてみましょう。
脳血管性認知症ってなあに?
2番目に多いと言われているのが脳血管性認知症です。
血管性認知症は脳梗塞や脳出血によって引き起こされます。したがって高血圧や糖尿病、脂質異常症といった基礎疾患、ストレスや喫煙、肥満、メタボリックシンドローム、大量の飲酒などの脳卒中の危険因子は、血管性認知症の発症リスクを高めるといえます。
救急搬送されるような大きな発作だけが認知症の引き金になるわけではありません。自覚症状がない小さな梗塞や出血が繰り返されることで症状が出てくることもあり、認知症の原因としてはむしろそちらのほうが多くなっています。
脳血管性認知症の特徴は?
脳梗塞や脳出血は、頭部MRIやCT検査で確認することができます。脳血管性認知症では、前頭葉や側頭葉、後頭葉、視床、海馬など認知機能に関わる部位にしばしば梗塞が認められます。
脳梗塞や出血などの脳血管障害によって細胞が壊れた部位は、機能が低下します。物忘れをしたり計算が出来なくても、判断力やその人が今まで培ってきた専門知識などは維持されている場合があります。正常な部位の能力は機能しているからです。このように障害される能力と残っている能力がある状態を「まだら認知症」と言います。
意欲もなくボーっとしていて何も出来ず、抑うつ状態がみられるような時があるかと思えば、意識もはっきりしており、出来ないと思っていたことが出来る時もあります。このような状態が1日の中でも変化します。
脳血管性認知症の症状ってなあに?
もの忘れや見当識、実行機能の障害などアルツハイマー型認知症やほかの認知症と同じ症状が生じます。初期のうちはもの忘れは目立たず、手順通りに物事を進められない実行機能の障害がみられることが多いです。このほかパーキンソン症状や手足の麻痺、排尿障害などの身体的な症状が生じたり、抑うつや感情失禁(突然泣きだしたり笑い出したりする)、夜間せん妄などが起こることもあります。
障害される脳の領域によってこれらの症状が生じたり、生じなかったりするのが血管性認知症の特徴です。このため、たとえば記憶を司る脳の領域が健在ならば、実行機能の障害や身体的な症状が生じていても、自分自身の状態を自覚できるわけです。自身の障害を実感しやすいぶん、ほかの認知症よりも抑うつになりやすい傾向があります。
なるほど。脳血管性認知症の人は自分が認知症だって理解している人が多いんだね。それって辛いね。それに、高血圧とか、生活習慣による病気からなっちゃうんでしょ?年をとったからとかじゃないんだね。今からでも脳血管性認知症にならないような生活をしなきゃ。
そうです。だから声掛けの方法を考えないといけませんね。やりたいのにやれない、わかっているのに動かない、話せないって一番本人が辛いですね。パン君まだ若いのに、そこまで考えれるなんてすごいですね。でも実際に、生活習慣は中々直せないから1つずつ無理のないように正しく習慣化させていく事が必要になります。
うん。じゃあ、次はレビー小体型認知症を聞きたいな。
それは次のブログでお話ししますね。