2022/11/08
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皆様こんにちは。
日中と夜間の温度差が今年は特に激しいですが、皆様体調は崩されていませんか?
精神的にも情緒不安定になったりしていませんか?
今回は季節の変わり目についてお話しします。
グループホームあるあるで・・・。
利用者様の豹変の季節が春と秋なんです。
豹変って???
それは・・・
・イライラし、怒りっぽくなる
・睡眠時間が少なくなるもしくは睡眠時間が長くなる
・帰宅願望が強くなる
・テンションが高くなり落ち着かなくなるなるもしくは低くなりうつ傾向になる
・食事、水分摂取量が低下する
季節の変わり目である春と秋に著名に見られます。
あまりにも激しい場合はその時期だけ薬で対応する事もあります。
なぜ、季節の変わり目に起こりやすいのでしょう。
春は日々の寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節です。
寒暖差に対応するため自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じやすくなります。
秋は朝晩の気温は下がりますが、日中はまだ汗ばむ日があります。寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良の原因となります。また、クーラーや冷たい物の過剰摂取により体が冷えていて胃腸の機能が低下し、疲れが出やすくなっています。
秋は低気圧の日が多くなり、空気中の酸素濃度が低下するため、身体の不調が出やすくなります。また、日照時間が徐々に減少することで気分が落ち込むことも多くなります。
自律神経には、体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があり、2つがバランスをとりながら、心臓や腸、胃、血管などの臓器の働きを司っています。この自律神経、自分の意思ではコントロールできず、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。
もともと人間は、ある程度の外部環境ストレスには耐えられるようになっています。そのバランサーとして機能するのが自律神経です。自律神経が正常に機能するためには、暑い場所では汗をかくことが必要です。
しかし、空調が完備された環境で暮らしていたり、昼夜逆転するなど生活リズムが乱れたりしていると、自律神経が整いにくくなってしまいます。その結果、気圧の影響についていけない体になってしまうのです。
高齢者や認知症の方たちは自律神経の働きが鈍くなっており、季節の影響も大きいのです。
スタッフたちは春と秋、特に目を光らせて症状の出現や悪化など観察し、対応しています。
自律神経を整える方法は次回の記事で、お伝えしますね。