2023/03/20
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こんにちは。
では、シリーズ2弾の続きです。
物盗られ妄想・被害妄想
原因と対応策>
認知症によって記憶障害が現れていると、大切な物をどこに置いたのか思い出せません。
さらに、介護生活への不満や認知症症状による苦痛などの様々な事が影響して、思い込みで「家族に財布を盗られた」と言い出すなどの物盗られ妄想(自分の物を盗られたと思い込む)や被害妄想が現れると考えられています。
物盗られ妄想の場合は、家族に頼りたいけどできれば頼りたくないという正反対な気持ちが現れています。
自分のせいで周りに負担をかけているという罪悪感があり、認知症を抱える本人が自信を持てないと感じた結果、不安や孤独を感じて被害妄想につながるという流れが理由の一つです。
「それは大変!一緒に探しましょう」など本人に共感する言葉を選んで、自分でなくした物を見つけられるように誘導する事が大切です。
また、「置き忘れたのかもしれないですね」と声をかけると落ち着く場合があります。
NGな対応例>
「そんなことはない」と否定したり、責め立てる。
叱ったり、無視をする