2023/03/29
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皆さん、こんにちは。桜も咲き、春本番!
今年は久しぶりのお花見!なんて方もいらっしゃるんでしょうね。
私もお花見したいです。
もちろん、食べ物持参で。
花より団子とは上手く言ったものですね(^^♪
では、本題に…。
食事をしたことを忘れてしまう
原因と対応策>
認知症の人の食事に纏わる話で多いのが食べたことを忘れ「ごはん食べていない」と再度要求することです。
この原因として、満腹中枢の機能が働かなくなり、いくら食べても満腹にならず、摂食中枢が刺激され、どんどん食べたくなることが考えられます。
また、食べたことも忘れてしまうエピソード記憶の障害も加わり、「食べてない」と訴えるようです。
食べたことを忘れ、満腹感がなく空腹を訴える人に食事を与えないと「自分だけが食べさせてもらえない」という被害感情や「この先、何も食べられないのでは・・」と不安感を持つ人がいます。
そこで、食べたことを説得しようとしても無駄で、説得が被害感情や不安感を増加させ、怒りや暴言・暴力などの他の困った行動に発展させてしまうことがあります。とは言え、本人の要求通りに食べさせることは、肥満になり、健康管理上良くありません。
比較的成功する対応として、「ごはんの用意をしますから、できるまで待っていてください」との声かけです。
時には、お茶やお菓子を用意して「お腹すきましたね、これでも食べて待っていてください」とお菓子などを差し出すことも良いでしょう。
あるいは、時計を見せながら「夕食は6時にしましょうね。今日のおかずは何にしましょうか」と、次の食事の時間を告げ、食物の話題を持ち出すのも良いでしょう。
「食べさせてもらえない」という嫌な気分から、「もうすぐ食べられる」という期待にかわり、効果的です。
食事でない話題で気分を変えるのもよいのですが、話題によっては逆効果になる場合もあります。
その時の本人は、食事のことで頭がいっぱいですので、話題を変えることで怒り出す人もいるようです。むしろ、食事の話題を持ちかけて「この人は食事のことを考えてくれている」と安心させる方向に向けるとよいでしょう。
NGな対応例>
「さっき食べましたよ。」と否定する
気が済むまで食事をさせる