2022/11/14
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みなさん、こんにちは。
『愛の家グループホーム川越今福』です。
今回のブログは、今福での生活の様子と言うより、介護側に寄った内容になります。
「移乗介護」と言って、ベッドから車椅子、車椅子からトイレの便座など、入居者様のお身体を移し替える介護技術の研修についてのお話です。
今回は実際に使うトイレ内で研修を行った為、トイレの画像があります。
苦手な方はブラウザバックしてください。
車椅子をお使いになるご入居者様は、ご自身で動く事が困難な方が殆どです。
ベッドから起きる時、ダイニングテーブルに座る時等、色んな場面で「移乗介護」は必要となります。
今回、研修の対象になったのは、あるご入居者様の移乗です。
車椅子生活になってからご自身で動く機会が減ってしまい、少しずつ体重が増えてしまいました。
スタッフからも移乗時について不安の声が出てきました。
自己流の移乗介護をしていたらスタッフの腰への負担が増し、怪我リスクが上がってしまいます。
ご入居者様にもご協力頂いて、当施設のケアーマネージャーに「ボディメカニクス」の研修をしてもらいました。
「ボディメカニクス」とは
介護者(スタッフ)と要介護者(ご入居者様)の双方の身体的負担を軽減する介護テクニックです。
ケアマネージャーは講習会に参加するなどして「ボディメカニクス」を学んだそうです。
「腰を壊してしまった介護者をいっぱい見てきた」と、今回の研修を提案してくれました。
「ボディメカニクス」には8つの原則があり
・支持基底面を広くする
・重心を低くする
・重心を近づける
・上下ではなく水平に移動する
・てこの原理を応用する
・被介護者の体を小さくまとめる
・身体を捻らない
・身体全体を使う
この原則を守って移乗介護を行うと、介護者も要介護者にも負担が軽くなるんだそうです。
今回ケアマネージャーが何度も言っていたのは、軸足と水平移動のやり方です。
腰への負担が少ない様に繰り返し指導が入ります。
実際の現場スタッフも交代で実践をしてケアマネージャーにチェックをしてもらいました。
実は私(ブログ担当:鈴木)もケアマネージャーにサポートしてもらいながら移乗介護をしてみました。
入居者様の体重がググっと自分に乗ってきて、その重さに驚きましたが、無事に移乗をする事が出来ました。
スタッフにもご入居者様にも安全が第一です。
そのためにスキルアップは常に必要です。
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ブログ担当:鈴木