現在、ホーム入居中のT様は
今年の7月11日に100歳になられました
T様は、2年半前までは、「愛の家グループホームとうじょう」に約6年間入居されていました。
でも、高齢のため、状態が悪くなられ、八方手を尽くしましたが
家族様も、私たちスタッフも、なんとか「愛の家」で、過ごしていただきたいと感じていたのですが
グループホームでの対応が、本当に厳しい状況でしたので
私たちも家族様も泣く泣く、和歌山の療養型病院に
転院していただくことになりました。
「元気になったら、絶対もう一度、呼び戻しますから」という約束をして。
でもその時は、すでに98歳でしたので、「いや、そうは言ったものの
帰ってくるのは、無理なのでは・・」と私たちは思っていました。
昨年の夏に、「おばあちゃん、元気になりました!!」と、家族様からの
連絡があり、9月に空室が出来ましたので、
再度入居していただくことになりました
でも、和歌山から兵庫県加東市への県をまたいでの移動は
99歳の方には、きついだろうなあ・・大丈夫かなぁと
思っていましたが、高田様はその距離にめげることなく
ホームに帰ってこられました
長い療養型の生活で、(ずっとベット上の生活)足は拘縮がひどく、かかとがお尻に付くくらいに
曲がっていましたが、でも、明るい笑顔だけは
昔と変わっておられませんでした
その後、なんとか、車椅子にて、座ってくださることができ
段々拘縮も伸びてきて、しっかりと端座位をとっていただける
ようになりました
今年、7月、いよいよ元気に100歳を、わが愛の家にて
迎えてくださることが出き
本当に、スタッフ一同、感動いたしました
その、お誕生会には、市長さんと、ケーブルテレビとが来訪され
お祝いの花束を送ってくださいました
この写真は、お誕生日会のT様の写真です
花束を見たT様の、びっくりした笑顔が本当に
若々しく、まるで少女のようです。
写真を見るたびに、「本当に元気になられてよかった」と
思います。
当日は、2年半前に、T様を送り出した際に
このT様の話を聞いて、応援の演奏やら、漫談をしに
来てくださった、吉本の方々も、再び「おかえりなさい」との
意味を込めてきてくださり、演奏したり、漫談をしてくださったり
踊りを踊ったり、大いに花を添えてくださいました
家族様もT様にも、喜んでいただけたのではないかと思います。