2024/03/27
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ある日の日曜日のこと。
その日はレクでクッキーを作った後、
月初めに行っている、体重測定をする予定でした。
いつものように、皆さんでクッキー作りを行って…
一息付くために、お茶を準備しますが、いつもFさんが淹れて配って下さいます。
「やっぱり、みんなで一緒に何かをするのはいいね」といつも笑顔で仰いますが、その日は、
「一人でやるのは大変なんだから、あたし達に言いなさいよ。いくらでも手が空いているんだから」と、
頼もしい笑顔でスタッフに仰ってくださいました。
「ありがとうございます。そんな風に心遣いしてもらえたら、私たちも頼りやすいです」
スタッフが笑顔で答えると、Fさんも笑顔で「そうよ」と返してくださいました。
その後、スタッフが戻って来て、皆さんに体重測定の声掛けをします。
一人が利用者さんに声をかけて体重計に誘導し、もう一人は紙に記録します。
その様子を見ていたFさんが「私がやろうか?」とおっしゃいます。
「じゃあ…お願いしてもいいですか?」スタッフが遠慮がちに言うと、
「いくらでも頼みなさいよ」と立ち上がります。
ご自分の体重を量り、Fさんに紙とペンを渡しました。
スタッフ「○○さん、○○キロです」
Fさん「○○さん…字は○○の字でいいの?」
スタッフ「はい…!」
スタッフが他の利用者さんに声をかけると、
「ほら、今度はあなたの番よ」と優しく笑いかけて、手を握って下さいました。
誰に対しても、気遣いを忘れずに、優しく声をかけて下さるFさん。
今回はその気遣いや優しさを、たくさん分けてくれました。
いつも、ありがとうございます。と、私たちもたくさん、伝えていきますね!