2024/04/04
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散歩が終わって一息ついたところで、
お昼ご飯のお手伝いをお願いしました!
まずはお米を研いでもらいました。
お米を研いでもらっている間に、調理さんが持ってきたのは、
玉ねぎ、にんじん、大根…
うーん、一人でやるのは量が多いので……
二人で一気にやっちゃいましょうか!
右で大根を切っているSさん、「いちょう切りで」とお願いすると、
「いちょう切りだから、こうやって、こうだね」と手早く切って下さいました。
左のYさんには玉ねぎをお願いしましたが、皮が硬い為、スタッフと二人で行い、
スタッフが上下を切り落とし、Yさんがそれを包丁を使って巧みに皮を剥きました。
「玉ねぎは野菜炒めなので、薄切りで」とお願いすると、
Yさん、途中から玉ねぎをくし切りにされていました。
スタッフ「その切り方のほうが、おしゃれですね」
Yさん「そうですか?」
スタッフ「定食屋の野菜炒めみたいです!」
スタッフがそう言うと、Yさん笑顔を見せて笑って下さいました!
調理さんからは「野菜を切る」任務だけでしたが、
ついでに味噌汁も作ってしまいましょう!と言う事で、
味噌汁を作る事を伝えて、
先ほどSさんに切ってもらった大根を入れて煮込み、
あとは味噌を入れるだけです。
スタッフがフロア全体に声をかけます。
「どなたか、お味噌汁の味付けをしていただけませんか?」
ざわざわする間もなく、
「私やりましょうか」と、Fさんが立ち上がります。
箱の中の味噌もなくなりそうだったため、「勿体ないから」と、
スプーンでかき出します。
味噌を入れて味見をします。
スタッフがお玉に一口掬って小皿に取ると、
「味見はそうじゃないよ」とFさんの優しい声が。
Fさん「きちんと混ぜて、すぐに掬うんだよ。そうすれば全体に混ざるから味がわかるんだ」
スタッフ「な、なるほど…」
Fさん「味見をする時は一口じゃなくてしっかりとね。ちょっとじゃ味なんてわからないからね」
そうおっしゃいながら、お玉一杯に汁を取って下さり、スタッフの小皿に入れて下さいました。
Fさん「味噌は調理料で一番しっかり味が出るんだよ」
スタッフ「えぇっ?お醤油じゃないんですか?」
Fさん「醤油なんてのは、上辺だけ」
Fさん、ニヤリと笑ってスタッフの方を向きます。
な、なるほど…醤油汁より、味噌汁の方が基本ですものね!
Fさん、寮母さんとして料理を作る前に、料理を習いに行っていたとのことです。
味付けが終わり、一緒に食席に戻る時…
スタッフ「知らないことがたくさんあったので、一緒にできてよかったです!」
Fさん「私もいろいろできてよかった」と笑顔でおっしゃいます。
「自分だけの味じゃダメ。人から盗んで、自分の物にしていくんだよ」と、
Fさんからお言葉を頂きました。
今回は手伝いだけじゃなく、料理の知識まで教わる事ができました。
次も声をかけるので、その時は皆さん、宜しくお願いします!
また、たくさん教えて下さい!