2025/12/11
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こんにちは。愛の家グループホーム可児広見です。
12月12日は
『杖を持ってイッチニ(12)イッチニ(12)』
と読む語呂合わせから名づけられたと言われています。
介護の現場では、杖は歩行を支える道具であり、
安心を持ち歩ける頼もしい相棒でもあります。
一本杖から多点杖まで種類もさまざまで、
用途や歩行の状態に合わせた選び方があります。

私たちのグループホームでも、日々の暮らしや外出を支える大切な
パートナーとして杖を活用されている方がいらっしゃいます。
杖は転倒予防だけでなく、「外に出てみよう」「もう少し歩いてみよう」
と前向きな気持ちを促してくれる存在です。

今回は、愛の家グループホームで見られる杖にまつわるエピソードや、
選び方・使われ方のちょっとした豆知識をご紹介します。
杖だけでなく、歩行器やシルバーカー、手すりなど
さまざまな歩行サポートの工夫もあわせてお届けします。
愛の家グループホーム可児広見では、杖の日にちなんで
杖についての知識を4回に分けてお伝えしたいと思います。
杖の役割
杖には、以下のような役割があります。
①安定した歩行の補助
②身体への負担軽減と転倒予防
③外出や活動意欲の向上
高齢になると足腰の筋力やバランス機能が低下して
歩行が不安定になりますが、
杖を使うことで身体のふらつきが抑えられ
歩行が安定しやすくなります。
また、杖をつくと膝や股関節などにかかる体重が分散でき、
さらに路面や障害物に注意が向きやすくなることから、
転倒予防にもつながります。
歩行時の足腰の痛みや転倒リスクが軽減されることで、
「自分で歩ける」
という自信を持てるようになります。
杖によって歩行を安定させることは、
高齢者の自発的な外出や意欲の向上など、
精神面でのサポートにもつながります。