2025/08/06
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第16回 認知症ケア・実践研究報告会「エリア予選会」を開催しました♿
~介護の現場から生まれる“気づき”と“感動”を~
2025年8月6日(水)、松戸商工会議所にて開催された「第16回 認知症ケア・実践研究報告会 エリア予選会」に、【千葉第3エリア】と【茨城エリア】の合同で開催しました。
本大会は、日々認知症ケアに向き合う各事業所が、現場での実践と取り組みを発表する年に一度の報告会です。私たちのエリアからも、たくさんの想いが詰まった発表が行われました。
どの事業所の発表にも共通していたのは、「どうしたらこの方がもっと穏やかに、その人らしく暮らせるか?」という、深い想いでした。
たとえば、日々の生活の中で不安や混乱を抱えるご入居者の行動の背景を、チームでじっくり見つめ直し、何度も話し合いを重ねて新たなアプローチを生み出したケース。
また、ケアの工夫により「笑顔が増えた」「自分らしく過ごせる時間が増えた」といった変化を実感できたエピソードなど、どの発表も温かさと感動にあふれていました。
介護の現場は、正解が一つではありません。
どれだけ経験を重ねても、上手くいかないことや、迷い、葛藤はつきものです。
でも、そんなときこそ、同じ想いをもって向き合う「仲間」の存在が、大きな支えになります。
発表の中では、「悩みを共有しながら、一緒に乗り越えた」「チームで知恵を出し合ったからこそ成果が出せた」といった場面がいくつもありました。
「大変そう」「難しそう」そんなイメージを持たれがちな介護の仕事ですが、
今回の報告会では、“誰かの人生をより良くする力”が、私たちの手の中にあることを改めて実感しました。
そしてこの日、選ばれた2つの事業所は、次のブロック大会へと進みます。
惜しくも代表に選ばれなかった事業所も、その取り組みの価値は何一つ変わりません。
どの発表も、ご入居者への深い愛情と、職員の誠実なまなざしにあふれていました。
認知症ケアには、マニュアルでは解決できない“ひとり一人との向き合い”が求められます。
だからこそ、難しい。でも、それ以上に、やりがいがある。
この報告会を通して、「やっぱりこの仕事が好きだ」と感じられた一日でした。
これからも、私たちは“その人らしさ”を支えるケアを大切にしながら、歩んでいきます。