2025/08/20
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特定技能スタッフ研修を開催しました!
2025年8月20日(水)、千葉・茨城事業部合同「特定技能スタッフ研修」を開催しました。
会場は 千葉市若葉区の千城台コミュニティセンター。
朝9時から夕方17時まで、丸一日をかけた研修です。
今回の対象は、千葉第1・第2・第3エリア、そして茨城エリアで勤務している特定技能スタッフの皆さん。
参加者はネパール・ミャンマー・インドネシア・ベトナムと、多彩な国から来日しているスタッフたちです。
さらに、ホーム長、エリアマネージャー、第2統括部常務も参加し、合計40名以上が集まる大規模な研修となりました。
この日の合言葉は、
「日本語で話す機会を増やそう!」
研修のスタートは、緊張を和らげる自己紹介から。
ペアを組み、相手に質問をして情報を集め、グループ内で「他己紹介」をしました。
「彼は千葉のホームで働いていて、趣味はサッカーです」
「彼女は日本に来て2年目で、料理がとても得意です」
「とてもおいしいよ」
発表するたびに拍手と笑顔が広がり、初めて会った人とも自然に打ち解けていきました。
次は体を使った“並び替えゲーム”。
40名を2チームに分けて、講師から出されたお題に沿って並んでいきます。
背の小さい順に並ぶ
今日起きた時間が早い順に並ぶ
入社が早い順に並ぶ
家から職場までの通勤時間が短い順に並ぶ
名前の五十音順に並ぶ(あいうえお表を使って!)
名前の文字数(カタカナ)が短い順に並ぶ
好きな動物の大きさ順に並ぶ
「あなたは何時に起きたの?」「私は6時!」
「え、僕は5時半!じゃあ前に来て!」
一生懸命日本語で伝え合いながら、順番を整えていきます。
正解が発表されると「あ~!間違えた!」と大笑い。
母国語を使わず日本語で協力し合うことで、自然とコミュニケーション力も磨かれました。
午前の交流で打ち解けたところで、いよいよお待ちかねの「母国料理調理企画」!
参加者は国ごとに分かれて、40名分の料理を作ります。
ネパール料理
ミャンマー料理
インドネシア料理
ベトナム料理
そして日本料理
まずは「何を作る?」と話し合いから始まります。
「カレーにしよう!」
「ジャワカレーは辛さが近いよ?」
「唐辛子たっぷり入れよう」
「日本チームはやっぱり天ぷらかな?」
メニューが決まると、買い出し組と調理組に分かれて準備開始。
近くのスーパーに材料を買いに行くグループ、調理器具を並べて下ごしらえを始めるグループ…。
それぞれが声を掛け合いながらテキパキと動きます。
調理室からは、玉ねぎを炒める音、香辛料の香り、野菜を刻むトントンという音が響きます。
「わたしの家では、このスープにココナッツを入れるんだよ」
「へえ!それは知らなかった!」
まさに母国の家庭の味を分かち合う時間となりました。
完成した料理を持ち寄り、全員で「いただきます!」。
テーブルには彩り豊かな各国の料理が並びます。
スパイスの効いたカレー、優しい味のスープ、香ばしいインドネシア料理、爽やかな香草の香りが広がるベトナム料理、そして日本の定番の天ぷらなど。
「おいしいね!」
「これ、初めて食べたけどすごく好き!」
「おかわりいいですか?」
大きなお鍋いっぱいに作った料理も、気づけばあっという間に空っぽに。
お腹も心も満たされる、とても幸せな時間になりました。
食後はお片付け。
「お皿集めるよ」
「テーブル拭くよ」
「残ったのこっちね」
声を掛け合いながら、調理場も徐々にきれいに✨
片づけの工夫をして、他の人が楽になるように配慮してくれるグループもありました。
その姿に、日本での生活経験が着実に身についていることを感じました。
お腹いっぱいで眠くなるかも…と心配していましたが、そんなことはありませんでした。
講師の話にしっかり耳を傾け、真剣な眼差しでノートを取るスタッフたち。
「もっと介護について学びたい」
「日本で長く働き続けたい」
そんな気持ちが伝わってきて、私たちも改めて背筋が伸びる思いでした。
最後に一日の感想をアンケートでまとめました。
「一日とても楽しかった!」
「また同じ研修をしたい」
「もっと勉強を続けたい」
「母国料理が食べられてうれしかった!」
参加者からは、前向きな声をいただくことができ、研修の成果を実感しました。
遠く離れた日本で暮らす特定技能スタッフの皆さん。
文化も言葉も違う中で、母国の家族のために毎日一生懸命働いています。
その姿はとても輝いていて、私たち日本人スタッフにとっても大きな刺激となりました。
「外国人だから…」という偏見ではなく、
人としてのあたたかさを持ったかけがえのない仲間。
今回の研修を通じて、改めてそのことを強く感じることができました。
愛の家グループホームでは、日本人介護職はもちろん、特定技能スタッフ・外国人スタッフの採用にも力を入れています。
国や文化を越えて、多様な仲間と共に介護を支える♿
そんな未来を目指して、これからも歩んでいきたいと思います。
とても有意義で、心あたたまる一日となりました✨