2023/07/20
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グループホームは要支援2から要介護5までの認知症をお持ちの方が入居できる施設です。
要支援2の方と要介護5の方では美味しく召し上がって頂けるお食事の形態も変わってきます。
そのため職員は食事の度にお一人お一人が美味しく召し上がって頂けるお食事になるよう、食べやすい形態に整えます。
こちらは例のアジフライです。
一般的なアジフライの形のまま、尻尾を取って一口大、小さめの一口大、フレンダーにかけて磨り潰し状態。
(磨り潰しの方のお皿に他のおかずも乗っています。)
磨り潰しの方のお食事はどうしても美味しくなさそうになってしまいますが、食べられないものを提供することはお食事を提供しないことと同じです。お腹に収められなければ意味がない。
せめて味だけは美味しく保てるよう、磨り潰す際に含ませる水分をお出汁などにして水っぽくならないよう工夫したり、お豆腐など、口の中でつぶれるくらい柔らかいものはそのままで提供しています。(今当ホームにいらっしゃる利用者様はそのままで大丈夫ですが、豆腐でも詰まらせてしまう可能性のある方がいらっしゃる場合は潰します。)
『食べる』という行為は健康の維持にとても大切です。食事をしっかり食べられなくて、栄養を確保するため高カロリーの栄養補助食品で賄う方もいらっしゃいますが、食事形態はどうあれ一般的なお食事を召し上がる方の方がお元気な方が多く、健康には栄養だけを摂れればいいってものではないのだな。と感じます。
これからも少しでも長く皆様に健康でお過ごしいただけるよう、お食事が美味しく召し上がって頂ける形態で提供していきます。