2022/02/28
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愛の家グループホームでは、自立支援ケアに力を入れそのケアを定期的に報告発表しています。
自立支援ケアとは、利用者様の生活におけるお困りごとの解決、認知症状の改善を目指し、どのような取り組みができるかを考え実行していくケアです。
代表的なものは 水分摂取量の見直し
脱水症状と認知症状には重なる症状が多く、認知症状だと思われていた症状が、実は脱水症状だということはとても多いです。ご高齢の方はトイレを気にして水分を飲みたがらない方が多いですが、まずは脱水症状の改善を図ることで本来の認知症状を探る目的があります。
さて、今回が川越山田で取り組んだ自立支援ケアは、「生活リズムを整える」
夜間眠りが浅い、朝起きられない、怒りっぽい。
そんなY様の生活リズムを整えることで日中穏やかに過ごせないか。そのためのケアの様子の報告をご覧ください。
ご本人が嫌な気持ちにならないようにタイミングや声のかけ方を考え、日中気持ちよく過ごしていただき、夜眠りにつきやすいように寝る前に足浴を実施。
足が冷えると寝付けないという経験をしたことがある方もいらっしゃるかと思います。眠る前の足浴で身体を温め眠りにつきやすくなるようにと考えました。
自立支援では≪眠れない=すぐに睡眠導入剤≫はしません。まずは自然に寝付きやすくなるようなケアを考えます。(もちろん必要な場合には睡眠導入剤も利用します)
また、水分摂取量を増やすべく、摂りやすい状態を探りゼリーにして提供。お茶のゼリーにオリゴ糖をかけるため、デザート感覚で召し上がっていただけます。
こちらの事例報告、まだ改善点もありますが、水分摂取量の増加や生活リズムが整っていくことで、便秘のため飲んでいたお薬の効果で便が緩かった日が減り、さらに薬を飲む回数が減らしていくことが出来ています。
今後もY様のより良い生活のため、より良いケアを考えていきます💪