2022/09/21
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廊下に並べられた家具の数々。開け放たれた非常口。
通常の高齢者介護施設ではありえない光景です。
8月31日。夜中にスプリンクラーの水道管が故障。滝のごとく漏水し、1階フロアのほぼ全てが水浸しになりました。
写真でも奥の方がまだ濡れているのが伝わるかと思います。(掃除の途中で写真を撮るの思い出したのでこれでも少し片付いている時です。)
利用者様には2階に避難していて頂き、1フロアに18人の利用者様+職員4人。人口密度が高く、普段関わらない職員や同じフロアでお過ごしでない利用者様たち。環境の変化に弱い利用者様は泣いてしまったり不安を訴えられていました。
早く復旧させるべく、早い人は朝6時前から、休みの職員も出て来れる人には時間の許す限り来てもらって対応に追われました。
川越山田は2019年の台風19号でも直接的な被害を受けなかったので、こんな対応は職員全員初めて。
修理業者やご家族への連絡、その他もろもろに大わらわのホーム長。
雑巾もモップも、以前居た利用者様が退居時に寄付して下さったタオルケットやその他もろもろ、水気を拭けるものを全て駆使してもなくならない水。
水道を外の元栓で止めておかないと故障個所から水が出てきてしまうため施設すべてが断水状態。水道が使えないと洗濯機って脱水だけでも動かないんですね。。。新しい知識を得ました。
午前中は天気が悪く外に物を出すことができず、物を移動させながらの掃除。
少しの晴れてきたところを狙って濡れてしまったものを外に干したり、居室の重た~~い電動ベッド動かしながら床の水を拭きとり、故障していないか確認したり・・・。
ご利用者様のアルバムやご家族からのメッセージカードが濡れてしまったのがショックでした・・・😥
掃除担当はご飯を食べるだけの休憩を挟んでひたすら掃除に追われ、利用者様担当は少しでも皆さんの気を紛らわそうとレクやコミュニケーションにすべての体力と精神力を注ぎ込み、なんとか15時過ぎにはお部屋の方は大体片付いたので、利用者様には自分のお部屋で一息ついて頂きました。
夕飯前までにフロアも片付け終わり、その後はいつも通りの日常です。
大変だったことをすぐ忘れてしまう方もいるので、いつも通りにすることは重要です。
フロアの家具や家電に大きな被害が無くて本当に良かった・・・。
いつも通りの日常って素敵です。