2023/02/15
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こんにちは。
愛の家グループホーム廿日市地御前の岩本です。
今回は認知症についてお話しさせて頂きます。
脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状を
「中核症状」と呼びます。
記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、
実行機能の低下などがこれにあたります。
その中で「見当識障害」に対するホームの取り組みを
報告させて頂きます。
見当識とは❓ 現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど、
基本的な状況を把握することです。
1:時間
時間や季節感の感覚が薄れることから始まります。
進行すると日付や季節、年次の感覚も薄れてきます。
ホームでは季節感がわかる貼り絵や大きな日めくりカレンダーを
作成し、みなさんが目にしやすいようにしてます。
梅の花
藤の花
お正月
七夕
日めくりカレンダー
2:場所
道に迷ったり、遠くに歩いて行こうとします。
自宅のおトイレの場所がわからなくなったりします。
ホームでは、お部屋の入口に表札や目印になるような
花の貼り絵などを飾ってます。
トイレも、目で見てすぐわかるように張り紙をしてます。
3:人物
人間関係の見当識はかなり進行してから現れます。
80歳の人が50歳の娘に向かって、おばさんと呼んだり、
亡くなっているはずの母親が心配しているからと
今はない実家に帰ろうとされます。
ホームでは、ご家族の写真をお部屋に飾って頂いたり、
アルバムを持ってきて頂き、一緒に見ながらお話ししてます。
時には混乱されますが、気持ちに寄り添いながら対応させて頂いてます。
今日の家族という形で、私たちも紹介させて頂いてます。
私達の対応でご入居者様は安心して暮らして頂くことができます。
今後も、より安心して暮らして頂くには?を考えてまいります。