2023/12/13
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こんにちは。ブログ担当のY.Tです。色づいた紅葉が枯れ葉となって舞い散る様子に冬の訪れを感じる季節となってまいりました。
さて先日、月見草フロアにて「ハーバリウム教室」を開催しました。
職員の親族がハーバリウムの講師をしており、ホームにお招きして入居者様と創作活動をいたしました。
ハーバリウムとは、ドライフラワーなどのお花や葉っぱをオイルに浸し、瓶の中に入れた観賞用のインテリア雑貨で、「植物標本」とも呼ばれています。お花の美しさが保たれ長く飾り続けられることで、贈り物としても人気があります。
講師がホームに到着し、準備を始めると「何が始まるの?」と皆さん緊張した面持ちでした。
いざ、講師の自己紹介と作り方の説明がスタートします。
講師:「いつも息子がお世話になっております。」
入居者様:「お母さん、きれいだね。お姉さんかと思った。」「目元が似ているよ。優しそうなお顔がそっくりね。」
と、温かいお言葉をいただきました。
親子ともに赤面し、たじろいでしまいました💦
最初は「ハーバリウム」という横文字だけでは伝わりにくい様子でした。
ですが、「松坂慶子さんの『水中花』をイメージすると分かりやすいかもしれません」とお伝えすると、入居者様から「おぉ!」「なるほどね」「懐かしい」といった感嘆の声やぴんとこられた表情がうかがえました。
そして創作活動に取り掛かると、皆さん意欲的に進められました。残念ながら、職員も入居者様のサポートに徹していたため、一部お写真が撮れませんでした。すみません。。。ご容赦くださいませ。
瓶に入れるお花を選ぶ際は
「この花がいい!」と色鮮やかなお花を指差していらっしゃる方もいれば、
「私はこんな感じだよ。派手じゃないからね。」と、淡い色のお花を好まれる方、
「きれいだからたくさん入れたいじゃん!」と多くのお花を手に取られる方もいらっしゃいました。
また、お花をオイルに浸していくと、色味がより濃くなり、お花が沈んだり膨らんだりしていました。その変化にもはっとされる表情が浮かび、歓声があがっていました。
仕上げに瓶の上部へリボンを結んで飾りづけをします。ここでもお好みの色を選んでいただきました。
完成すると、達成感に満ちた表情を浮かべていらっしゃいました。
入居者様同士でも作品を見せ合い「きれいね」「可愛いね」「よくできているね。〇〇さんらしいじゃない!」など、温かい声が飛び交っていました。
作られたハーバリウムとともに皆さんのお写真を撮らせていただきました!
「今日の記念に日付を書いておきたい」とのことで、テープに日付を書かれ、瓶の裏に貼っていらっしゃいました。
お花を瓶の中に閉じ込めたように、今日の思い出を皆さんの心の中にしまっていただけていたらと願っています。
後日、ある入居者様からハーバリウムを「娘のピアノの上に飾りたい」と、お声掛けいただきました。大切な贈り物にされたいそうです。
娘さんを思う気持ちとすてきな笑顔に胸を打たれました。
ハーバリウム教室を通して、創作活動に励まれる入居者様のお姿や個性豊かな作品の数々に感動しました。
「みんなちがって、みんないい」という、童謡詩人金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』の一節が思い起こされます。
楽しい場を作ってくださった入居者様の皆さん、ゲストの講師、職員の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。今後も楽しいひとときを共に過ごしていけたらと思っております。
☆おまけ☆
ホーム長も作りました!
ご自宅のデスクに飾っているそうです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またお目にかかります!