2025/05/08
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こんにちは!
先日、私たちは職員研修の一環として「高齢者疑似体験セット」を使った研修を実施しました。
この体験は、加齢によって起こる身体機能の変化を実際に自分の身体で感じることができるもので、視界がぼやけたり、関節が動かしにくくなったり、重いおもりをつけて足が上がりにくくなったりと、高齢者の方々が日常的に直面している不便さや困難さをリアルに体感することができます。
「えっ、こんなに見えにくいの!?」「円背(えんぱい)って、こんなに大変とは…」
などなど参加したスタッフからは驚きとともに、共感の声がたくさんあがりました。
普段、元気な自分の体では何気なくできることでも、高齢になると一つひとつが大変になることを身をもって実感しました。体験中は、つい無言になってしまうほど集中し、苦労を感じました。
この体験を通じて、利用者様に対しての言葉がけやサポートの仕方を、もっと丁寧に、もっと心に寄り添うよう意識したいという声が多くありました。
「無理に動かさず、ゆっくり一緒にやる」「“できない”ではなく“どうすればできるか”を考える」そんな視点をこれからのケアに活かしていきたいと思います。
高齢者の立場に立つことで、見えてくる世界があります。これからも、利用者様の目線に立ったサービスを提供していけるよう、日々の学びを大切にしていきます。