愛の家グループホーム広島東原ホーム長の伊藤です。
6月30日、グループホームにて日本の伝統的な年中行事
である「夏越の祓(なごしのはらい)」を行いましたの
でその様子をご覧ください。
利用者様たちは、茅の輪くぐりや、職員手作りの水無月
(和菓子)を味わい、夏の訪れを感じながら、この半年の
穢れを祓い、来る半年の無病息災を願いました。

行事のメインイベントは「茅の輪くぐり」。緑鮮やかな
茅(ちがや)で作られた大きな輪をくぐることで、心身
についた穢れを祓い清めるという伝統的な儀式です。
利用者様たちは、それぞれのペースで手作りの茅の輪を
くぐり、清々しい気持ちで新たな季節を迎える準備をさ
れているようでした。




また、職員が心を込めて作った折り紙の「人形(ひとが
た)」も配られました。この人形は、厄や穢れを移す身
代わりとされており、利用者様はご自身の名前と年齢を
書き込み、半年の罪穢れを託しました。



そして、行事の締めくくりには、こちらも職員お手製の
和菓子「水無月」が振る舞われました。水無月は、うい
ろう生地の上に小豆を乗せた三角形の和菓子で、氷に見
立てた三角形は暑気を払い、小豆は悪魔除けの意味があ
るとされています。利用者様は、冷たいお茶と共に水無
月を美味しそうに召し上がり、日本の伝統的な味覚を堪
能されました。中にはメロンも添えられ、彩り豊かで涼
やかなおやつとなりました。




利用者様からは「懐かしい行事を体験できて嬉しい」「茅
の輪をくぐって体が軽くなった気がする」「美味しいお菓
子をありがとう」といった声が聞かれ、笑顔あふれる一日
となりました。
今回の夏越の祓を通して、利用者様には日本の美しい伝統
文化に触れていただくとともに、健やかな夏の生活を送っ
ていただけるよう、職員一同願っております。