2025/07/28
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こんにちは。
愛の家都市型軽費老人ホーム杉並上高井戸です。
当施設の取り組みで、春からご入所者の皆様にペン習字を実施していただいてます。
手先を動かすことで脳の活性化、認知症予防になるということは広く知られていることですが、
今回、ペン習字を採用した理由がいくつかあります。
とあるスタッフの体験談として、お母様が認知症になり施設に入所される際、
契約書に書かれた氏名のサインを見て、あまりの悪筆に驚かれたそうです。
お母様は若い頃より書道を習い、とても達筆でよく知り合いに手紙を送っていたとのこと。
そんな美しいお母様の書かれた文字とのあまりの落差にショックを受けてしまいました。
長らく筆を持つこともなく過ごされていたお母様の生活について振り返ることもあり、
「日常的に文字を書いていれば認知症の予防にもなったのでは?」
という思いが今回の取り組みのきっかけになりました。
もう一つは、当初毛筆で書道を、ということも考えたのですが、墨を摺ったり場所を取ったり
準備や片付けが大変なことと、墨汁で衣類が汚れてしまうなどの心配がありました。
それよりも、より日常的に、紙とペンさえあればご自分のお部屋でもできるペン習字を
選ばせて貰いました。より気軽に、カジュアルに習慣化していただければ、と。
「数年後」の健康のためにも、ぜひ文字を書く習慣を👍