2026/06/11
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こんにちは。
今回は本人の意思確認の大切さ です。
看取り(ターミナルケア)において、本人の意思確認を行うことは、単なる「手続き」ではなく、「その人らしい尊厳を守るための最優先事項」です。
なぜそこまで大切なのか、ご家族やケアに関わる方が心に留めておきたいポイントを整理しました。
もっとも大きな理由は、本人と周囲の後悔を最小限にするためです。 意思確認ができていないと、いざという時に以下のような葛藤が生まれます。
家族の重圧: 「延命治療をするかしないか」という過酷な決断を家族が背負うことになり、「本当にこれでよかったのか」と長く自分を責めてしまうことがあります。
本人の望まない処置: 本人は「静かに逝きたい」と思っていたのに、意思が不明なために人工呼吸器や胃ろうなどの処置が続き、結果的に苦痛を長引かせてしまうケースがあります。
現在の医療現場では、本人の意思を尊重するACP(アドバンス・ケア・プランニング/愛称:人生会議)が推奨されています。
個別性の確保: 「どこで過ごしたいか(自宅か病院か)」「誰にそばにいてほしいか」「どんな処置を望むか」は人それぞれです。
変化への対応: 意思確認は一度きりではなく、体調や気持ちの変化に合わせて何度も話し合うことで、その時々の「最善」を選択しやすくなります。
自分の最期を自分で決められるということは、人生の主導権を最後まで持ち続けることに繋がります。
本人の安心: 「自分の願いを分かってくれている」という安心感は、死への恐怖や不安を和らげる大きな支えになります。
最期の時間を豊かに: 延命の是非といった「技術的な話」だけでなく、「思い出の曲をかけてほしい」「あの人に会いたい」といった、その人ならではの彩りを最期に添えることができます。
体調が悪化してからでは、意識が朦朧としたり判断力が低下したりして、深い話ができなくなることも少なくありません。「もしもの時」の話は、元気な時にしかできません。 深刻になりすぎず、テレビのニュースや映画をきっかけに、「自分だったらこうしてほしいな」と日常の会話に混ぜていくのがコツです。
意思確認は、死に向けた準備ではなく、「最後までどう良く生きるか」を共有する温かいプロセスです。

次は、看取りの決断に迷う時。60代・70代が直面する「心の葛藤」の正体。です
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