Nsの小部屋~認知症の9原則⑥~

2023/01/13

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愛の家グループホーム 岐南

はい。皆様こんにちは。

お正月は、ゆっくり過ごされたでしょうか。

忙しい日々を過ごされたでしょうか。

本年もNsの小部屋見てってください。

【法則6】 こだわりの法則

認知症の方は、「こうしたい」「これでなければダメだ」「こうにちがいない」と思ったことを否定されたり、考えを変えるよう説得されたりすると、よけいに頑なになってしまいます。解決方法は状況によって異なりますが、基本の対応を参考にしてみてください。

 

こだわりに対する基本の対応

こだわりの裏にある原因を考える
言動を否定された、要求が受け入れられないなどの不満や疑いの気持ちが、別のこだわりになってあらわれることがあります。今こだわっていること以外に、ストレスを生んでいる原因がないか考えてみてください。
そのままにしておく

介護する側が、もっとできることをしなければと考えすぎると、こだわりなどの認知症の症状がひどくなる場合があります。命に関わるほど差し迫った状況でなければ「このままでもよいのでは」と発想を変えるのも一つの方法です。

第三者に入ってもらう

「遠慮を感じる相手にはしっかりと対応ができる」という認知症の特徴に助けられる場合もあります。例えばお金のことなら銀行員や郵便局員から「大丈夫ですよ」と言ってもらうと、受け入れやすい場合があります。

別のことに関心を向ける

説得するよりも、別のことに関心を向けて、こだわりから気持ちを切り替えてしまいましょう。「歌を聞かせてください」など、その人の趣味や関心の向くものに誘ったり、好きな食べ物を出したり、昔の話などに話題をふってみてください。

地域の理解・協力を得る

認知症が進むと、徘徊や被害妄想などの症状があらわれ、家族は地域への気兼ねや遠慮を感じるようになります。けれども、周囲の理解があれば過剰な外出の制限や薬の使用などを控えることができて、症状の悪化も避けられます。現実には難しいこともあると思いますが、「認知症になり、迷惑をおかけするかもしれません」と伝えることができ、周囲も「おたがいさま」と見守ってくれる環境づくりが理想です。

一手だけ先手を打つ

例えば郵便物をしまいこむ人には、郵便が届く時間を見計らって先に大事な郵便物だけを抜き、あとは好きにしてもらうなど、本人のこだわりを押さえ込まずにできる対策を考えます。手間はかかりますが、後の苦労を回避できる現実的な方法です。

本人の過去を理解する

例えば、徘徊が止まらない人の過去に「迷子になった子どもを必死で探した」という経験があれば、歩き続けないと気持ちがおさまらないという心情も理解できます。過去の体験を知ることで、こだわりの裏にある思いが理解でき、対策を考えるときに役立ちます。

長期間は続かないと割り切る

認知症では一般的に、一つの症状は半年〜1年ほどで別の症状に変わっていくという特徴があります。症状を根本的に解決しようとすると疲弊してしまいます。いずれ消えるものとしてその場を乗り切っていくほうが気が楽になることもあります。

 

どうでしょうか。対策は1人で考えるのではなく、周囲の家族、地域も含め、頑張りすぎず出来る対策から少しずつ行っていきましょう。正解を知っているのは認知症の本人だけです。時には、本人さえ正解が分からない事も多いですよ。

 

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