2023/03/28
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皆さんこんにちは。
昼夜の温度差が少しづつ少なくなってきてはいますが、まだまだ夜は肌寒いですね。
曇りや雨の日は、服選びも迷いますよね。
脱ぎ着できる服装で春は過ごさないといけないですね。
認知症の方たちはそんな場面でも、自己判断が出来なくなっています。
どういうことなのでしょう。
では、本題へ。
季節や気温にあった服が着られない
原因と対応策>
もともと高齢者の場合、若い頃より皮膚感覚が低下するため、気温調節能力も鈍ります。
従って、高齢者が夏に長袖を着込んでいる姿は特に珍しくありません。
だからといって、肌寒い冬なのに薄着で冷房をつけていたり、逆に暑い夏なのに冬服を着込んで暖房をつけているほどになれば、これは問題です。
認知症の症状である記憶障害や見当識障害に伴い、判断力も低下するため、暑さや寒さに対する正しい判断も失われて、このような行動をとってしまうことになるわけです。
こういった認知症の人への対応として、「相手の意見に同意し、そのままにしておくこと」も1つの重要な手です。
たとえ冬に薄着をしていても、無理に着替えさせたりせずに、まずは本人のしたいことを尊重するという対応方法です。そうすることで、本人のプライドは保たれ、家族や周囲のストレスも半減するはずです。
ただ注意としては、冬に風邪をひいてしまうほどの薄着や、夏場の脱水症状が心配される時は注意して見守ってください。
本人に悟られないように室温を少しずつ変更したり、肌着を気温によって厚いものや薄いものにするなど、工夫をするのも良いですね。
また、カレンダーや季節の飾りを置く事で、季節を感じられるようにするのもおすすめです。
NGな対応例>
「その服じゃありませんよ」などと否定する
無理やり着替えさせる