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コラム&エッセー
2022/01/19
ちょい豆知識
人間には、生体リズムと呼ばれる、身体のリズムを整えるための体内時計が備わっています。生体リズムは、心拍や呼吸のリズム・睡眠のリズムを整えるたり、月経周期を司ったりなど、様々な役割を担っています。このため、生体リズムには、1分単位で刻まれるものから1年単位で刻まれるものまで、様々なリズムが存在しています。
中でも、1日24時間の周期のことを、サーカディアンリズムと呼んでいます。これらの体内時計が作り出される中枢は、脳の視床下部にある、視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる場所に存在しています。 私たち人間に元々備わっている体内時計は、地球上で規則的に繰り返されている、1日24時間の周期とは若干のずれがあります。
そしてこの事が、睡眠障害や1日の体調を左右する原因となる場合もあるのです。私たちの体内リズムは現実には24時間ではありません。人間の体内時計は、24時間を若干超え、25時間前後を1日の周期としている事が分かっています。
このため、もし太陽の光が全く入らず、外の様子も分からず、時計が全く無い部屋で生活を送ると、毎日1時間程度ずつ睡眠時間が後退していくと言われています。
1日を25時間として日々の生活を送っていると、徐々に地球の朝晩のリズムとはズレていきます。単純に計算すると、1日1時間ずつズレていくと、10日で10時間のズレとなります。
人間が1日のリズムを24時間に保ったまま、不規則な生活にならずに済んでいるのには理由があります。
1日24時間のリズムを毎日維持できるのは、同調因子が存在しているおかげだそうです。
人間の体内時計である約25時間のフリーランを、地球の1日の周期である24時間の周期に同調(合わせてくれる)因子。簡単に言うと、24時間を認識するための外的な要因ということになります。
具体的にどのような要因が人間の体内時計を24時間へと同調させてくれるのでしょうか?考えられる同調因子の一部が以下となります。
1.太陽の光2.時計やテレビなど、時刻の分かる物3.食事の習慣4.運動の習慣5.規則的な社会生活
このように、私たちの身近にある当たり前の物はすべて同調因子となり得ます。つまり、社会での規則的な生活や外界の環境は人が24時間のリズムをつかむために役立つものなのです。
上記の中でも、太陽の光は体内時計を24時間に同調させるための一番重要な要因となります。
例えば、冬季の日照時間が極端に短い国では、不眠症などの睡眠障害やうつ病を発症する確率が高まるとされています。
体内時計を狂わせる理由は、下記となります。
1.太陽の光を浴びる事ができない状況2.不規則な生活習慣3.運動不足
などがこれに該当します。
また、これら以外にも体内時計を狂わせる大きな要因となるのが、
体内時計の乱れの原因(同調因子以外の場合)
・夜間に強い光を浴びる・夜間に青色波長の光を浴びる
特に、青色波長を持った光は、光自体が弱くても、太陽の光と同様で視交叉上核に刺激を与えます。体内時計の時刻調整作用に影響を与え、正確な体内時計のリズムを破壊してしまいます。
青色波長の光というのは、蛍光灯、LED、テレビ、パソコン、スマートフォンなどの画面から発せられる青っぽい光のことです。
体内時計が狂ってしまわないよう気を付けたいですね。
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