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介護保険制度について(1) 高齢者を支えあう仕組み

2021/08/19

介護保険

介護保険制度


高齢化の進展に伴い、寝たきりや認知症などにより、介護や支援が必要な方の増加や介護期間の長期化など、介護のニーズはますます増大しています。

 

その一方で、核家族化の進行や介護をする家族の高齢化など、介護が必要な方を支えてきた家族をめぐる状況も変化しています。

 

そこで、高齢者の介護を社会全体で支えあう仕組みとして、介護保険制度が平成12年4月から始まりました。介護保険制度は、市区町村が保険者となって運営していますが、国、県、医療保険者、年金保険者等が共同して支えています。

 

介護保険制度は、介護が必要な高齢者が心身の状況や生活環境等に応じてサービスを選択し、できる限り在宅で自立した日常生活をおくることを目指す制度でもあります。

 

40歳以上の方が加入者(被保険者)となって保険料を納め、介護が必要となった時、サービスが利用できるしくみになっています。

 

 

介護保険に加入する方

介護保険に加入する方は、40歳以上の全ての方になります。

なお、年齢によって2つに分けられます。

65歳以上の方 (第1号被保険者)

原因を問わず介護や日常生活の支援が必要となったとき、お住まいの市区町村の認定を受け、サービスを利用することができます。

40歳から64歳までの方 (第2号被保険者)

老化が原因とされる病気(特定疾病)により介護や日常生活の支援が必要となったとき、お住まいの市区町村の認定を受け、サービスを利用することができます。

要介護(要支援)認定

サービスを受けるためには、お住まいの市区町村へ申請して「介護や支援が必要な状態である」と認定される必要があります。

市区町村は申請をもとに、認定調査や主治医の意見書によって介護が必要な状態かどうか、判定を行います。

詳しくはお住まいの市区町村の介護担当窓口にお尋ねください。

要介護(要支援)認定を受けるまでの流れ

1 申請

サービスの利用を希望する方は、お住まいの市区町村の介護担当窓口に要介護(要支援)認定の申請をします。

2  認定調査

市町村の担当者などが自宅などを訪問してご本人やご家族から聞き取り調査を行ったり、主治医から意見書を作成してもらいます。

3 審査・判定

訪問調査の結果や主治医の意見書などをもとに、「介護認定審査会」で審査し、要介護状態の区分が判定されます。

4  認定・通知

介護認定審査会の審査結果にもとづいて、「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」の認定が行われ、結果が通知されます。

※認定結果について確認したいことなどがありましたら、まずお住まいの市区町村の介護担当窓口にお尋ねください。

※要介護・要支援認定には期限があります。有効期間満了前に更新手続きが必要ですので、お住まいの市区町村の介護担当窓口にご確認ください。

 

介護保険制度について(2) サービスの利用はこちら

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