2026/08/05
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終の棲家、と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。
楽園だったり、安住の地だったり。
一方で、人生の終着点という少し寂しい印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
私は、自分の親の終の棲家は、ここであってほしい。
そう思いながら、ケアの方針や日々の判断をしています。
「お母さん、こんなん好きよな。」
「お父さんとやったら、こんなことして笑ってそうやな。」
そんなことを考えながら過ごしていると、自然と利用者様にも同じ目線を向けるようになりました。
「この人は、こんな時間が好きそう。」
「この人とあの人なら、きっと気が合う。」
「昔こんな仕事をされていたなら、これを見たら懐かしいかな。」
介助が丁寧であること。
優しく寄り添うこと。
それは、介護の世界では特別なことではありません。
私が本当に大切にしたいのは、
その人の”人生の続きをつくること”です。
施設に入ったから人生が終わるのではなく、
施設に入ってからも「今日が楽しかった」と思える一日を積み重ねてほしい。
私は、「終の棲家」という言葉を、人生の終着点ではなく、
人生を最後まで自分らしく歩き続ける場所だと思っています。
そのために今日も、「この人なら、何をしたら笑ってくれるだろう。」
そんなことばかり考えています。
介護は、暮らしを支える仕事ではありません。
その人らしく生き続ける理由を、一緒に探す仕事なんだと思っています。
