2026/03/17
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皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私は本日も、ささやかな出来事に心を弾ませております。
やわらかな陽ざしの中、
今日も変わらない日常が流れております。
私はというと、利用者様と交わす何気ない会話や、
ふとした笑顔に、小さな喜びを見つけながら一日を過ごしております。
そんな穏やかな時間の中で、
最近、よく考えることがあります。
「良いケアとは何だろう」
「この会社が大切にしているものは何だろう」
そんなことを、ふとした瞬間に思い巡らせてしまうのです。
ある日、
ふと思い出した歌の一節があります。
“But what love got to do with it when you don’t love yourself?”
――もし、自分を愛せないのなら、愛にはどんな意味があるのだろう。
この言葉を聞いたとき、
私はしばらく考え込んでしまいました。
自分を愛すること。
それは、簡単なようで、本当はとても難しいことなのかもしれません。
人はきっと、これまでの人生のどこかで、
誰かに大切にされ、
誰かに受け入れられ、
その経験があってはじめて、
自分という存在を
「これでいい」と思えるのではないでしょうか。
ですが、
認知症という病と共に生きる中で、思うようにいかない日々が続き、
自分を責めてしまったり、
自信を失ってしまう方もおられます。
そんな時、私にできることは何だろう。
私は思うのです。
「愛の家」で働く私だからこそ、
できることがあるのではないか、と。
それは、大きなことではありません。
特別なことでもありません。
やさしい声で名前を呼ぶこと。
そっと隣に座ること。
一緒に笑うこと。
そんな、何気ない時間の中にこそ、
人の心を少しずつ温める力があるのではないかと思うのです。
会社の名前に「愛」という文字があること。
それは、とても大きな意味を持っているように感じます。
だからこそ私は、
認知症を患い、
自分を愛せないと感じている方にも、
「あなたは大切な存在です」と、
言葉やまなざしや時間を通して、
そっと伝えていきたい。
その積み重ねの中で、
いつかその方が、ほんの少しでも
「今の自分も悪くないな」
そう思える瞬間が生まれたなら、
それほど嬉しいことはありません。
今日も私は、身を粉にして働くのではなく、
まずは自分自身を大切にする
「自愛」の心を忘れずに。
そのうえで、
他愛のない日常の中に、
確かな愛を込めたケアを、
これからも静かに重ねていきたいと思います。
その想いが、
利用者様やご家族様の心に、
ほんの少しでも温かく届いていることを願って。
そんな日々の中、施設長と利用者様の写真です。