スタッフHTNのごきげんよう富田林佐備 Vol.22

2026/06/22

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愛の家グループホーム 富田林佐備

ごきげんよう。

 

本日は、私が大切にしているケアの視点について、少し触れてみようと思います。

介護の世界では、パーソンセンタードケアという考え方があります。

その人らしさを大切にし、その人を中心に考えるケアです。

 

私自身も、この考え方を大切にしております。

そして、愛の家に入社してからは、MCSの理念である「認知症を超える。」という

言葉の意味について考える機会が増えました。

 

認知症を超えるとは、単に認知症の症状に向き合うことではなく、

その方の人生や、その方を取り巻く関係性にも目を向けることなのではないか。

 

そんなことを考えるようになりました。

近年、認知症カフェや移動販売、地域活動に携わる中で、もう一つ大切な視点があることを知りました。

それは、リレーションシップセンタードケアという考え方です。

人は一人で生きているのではなく、家族や友人、地域、専門職など、多くの人との関わりの中で生きています。

そのため、本人だけを見るのではなく、その人を取り巻く関係性にも目を向けることが大切だとされています。

 

私たちは認知症のある人だけを支援しているのではありません。

その人を取り巻く家族、地域、友人、専門職との関係性も含めて支援しています。

例えば、私たちは日々の関わりの中で、ご本人の言葉や表情、

仕草から「声なき声」を読み取り、その方の想いを理解しようと努めます。

しかし、その方の人生をより深く理解するためには、ご家族のお話が欠かせません。

 

若い頃のお話。

大切にしてきた価値観。

人生の転機となった出来事。

時には、ご本人も忘れてしまった思い出を、ご家族が教えてくださることもあります。

私は、それらを一つひとつの点だと思っています。

ご本人の想いという点。

ご家族の想いという点。

地域との繋がりという点。

専門職の視点という点。

一つの点だけでは見えないものも、多くの点が繋がることで輪郭が見えてきます。

 

私は、その輪郭こそが「その人らしさ」なのではないかと感じています。

自立支援とは、単に出来ることを増やすことではありません。

 

その人らしく生き続けるために、人と人との繋がりを支えることもまた、大切な支援の一つだと思います。

認知症カフェや移動販売といった取り組みも、単なるイベントではありません。

地域の方々が出会い、会話し、支え合うきっかけとなる「繋がりの場」だと考えています。

 

人は誰しも、一人では生きていけません。

 

だからこそ私は、一人の人生を見るのではなく、

人生と人生の重なりを見る視点を大切にしたいと思っています。

 

認知症を支援するのではなく、その人らしい人生を支える。

そして、その人生を支えてきた家族や地域との繋がりもまた支えていく。

それが私の考える「認知症を超える。」ということなのかもしれません。

 

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