スタッフHTNのごきげんよう富田林佐備 Vol.32

2026/09/20

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愛の家グループホーム 富田林佐備

「おめでとうございます」という言葉が、

こんなにも小さく感じられる日があるのですね。

  

本日は敬老会で、もうすぐ100歳を迎えられる入居者様の、少し早いお祝いをしました。

 

おめでとうございます。
心からそう思いながら、その言葉だけでは、どうにも足りない気がしました。

 

百年という年月を前にすると、自分の言葉が軽く感じられるほど、

その歩みの大きさに圧倒されてしまうのです。

 

私にも、忘れられない一日があります。
長く苦しく感じた一年も、あっという間に過ぎてしまった季節もあります。

 

そうした時間を、どれほど重ねてこられたのでしょう。

 

幼い頃に見上げた空。
夢中になって取り組んだこと。
誰かを待ちながら過ごした夕暮れ。
今も心の中で、大切にされている言葉。

 

その一つひとつを、私は知りません。

 

私がお会いできたのは、長い人生の、ほんの一部分です。

それでも毎日お顔を合わせていると、つい、

その方のことをよく知っているような気持ちになってしまいます。

 

けれど、目の前にいらっしゃるその方には、

私と出会うまでの、途方もなく豊かな時間がある。

 

今回のお祝いは、そのことを改めて思う機会にもなりました。

百歳という節目に心を動かされると同時に、

私は、今日のその方の思いにも耳を傾けていたいと思います。

 

何を召し上がりたいでしょう。
どんなお話をしたいでしょう。
賑やかに過ごしたい日も、静かにしていたい日もあるでしょう。

 

長く生きてこられたことへの敬意を、普段の声のかけ方や、

一緒に過ごす時間の中でもお伝えしていきたいのです。

 

少し早い、百歳のお祝い。
本当のお誕生日には、また、どんな言葉をお伝えできるでしょうか。

 

きっと私は、うまく言葉にできないまま、もう一度「おめでとうございます」と申し上げるのだと思います。

 

その時には、今日から重ねた会話や笑顔の分だけ、もっと思いのこもった言葉になっていたら嬉しいです。

 

もうすぐ、100歳。
その大切な節目を、ご一緒に迎えられることを楽しみにしています。

 

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